【決定版】ふるさと納税 | 初心者向けに仕組みと流れを徹底解説!

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皆さんこんにちは、Kentaroです。

今話題のふるさと納税、皆さんは既に試しましたか?

僕も始めるまでは『「税金」って何か難しそうだし、そんなうまい話なんて無く裏があるんでしょう』位にしか思っていなかったのですが、実際に試してみると、一定の収入がある方には手放しで『誰にとってもお得』と言える制度であり、全国民が試すべきと思っています。

今回は僕が過去ふるさと納税をしてきて分かったこと、そしてその魅力をふるさと納税初心者にも分かりやすく説明していきます。

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ふるさと納税のしくみ

制度の趣旨

具体的にどうすれば良いのか説明する前に、何故『ふるさと納税』が始まったか理解しておきましょう。

総務省のHPには以下の様に説明していますが、背景には人口の都市集中により地方都市の存続が危ぶまれている現状があります。

地方で生まれ育ち都会に出てきた方には、
誰でもふるさとへ恩返ししたい想いがあるのではないでしょうか。
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。

ふるさと納税で日本を元気に!ふるさと納税の理念についてご案内します

折角地方がお金をかけて育てた子供が稼ぐようになったら東京に出て税金を東京に払う。明らかに地方の財政はこれでは続きません。

僕たちは地方都市を捨て皆で東京に住む事を選択するのか、それとも地方への分権を進め過去脈々と作られてきた地方都市を維持していくのか、これから選んでいかなければなりませんが、現政権ではまずは地方財政の支援を目的としてふるさと納税が始められました。

本当のふるさとでなくてもよい?

さて、ふるさと納税の趣旨を分かりましたでしょうか。

これを読んで『よし、自分を育ててくれたふるさとに貢献しよう』と思うのも良しですが、僕はそこまで意識高くならず、『欲しい商品がたまたま自分のふるさとやお世話になった自治体にあったらラッキー』くらいで始めてみれば良いと思います。

結局の所、自分にもメリットが無ければ制度を利用する意味が半減してしまいますので。

若干勘違いしやすいですが「ふるさと」納税とは言っても自分の故郷に納税しなければならないわけでは無く、要は好きな自治体を選ぶことが出来ます

米10kgで1万円も??お得になる仕組み

僕は昨年北海道東川町にふるさと納税を行い、2万円の寄付と引き替えに米20kgとミネラルウォーターを受け取りました。

『楽天ふるさと納税』の様なふるさと納税先を選定するサイトにアクセスするとあまりに御礼の品が豪華なのでネットショッピングをしている様な錯覚に陥るかも知れません。

そして『米10kgに1万円?』『ふるさと納税ってお得って聞いていたのに全然お得じゃ無い』となりかねませんので、お得になる仕組みを以下で見ていきましょう。

ふるさと納税は『寄付』

御礼の品が貰えることはふるさと納税のメリットの1つですが、ふるさと納税は税務上は『寄付』扱いになります。

上の東川町の例では、僕は税務上は単純に2万円の寄付を東川町に行った事になるのです。

寄付金は翌年の税金から控除

ふるさと納税に関係無く、個人が地方自治体に行った寄付金は2,000円を超える部分が税金から控除されます。

つまり今年2万円の寄付を行うと来年の住民税から18,000円が差し引かれることになる訳です。(後述のワンストップ特例を利用した場合です。確定申告をした場合は今年の所得税と来年の住民税に分けて節税効果が現れます)

つまり、住民税の支払いが多い人(≓年収が高い人)ほど寄付を行って減らせる枠が多いと言えます。

自分の年収では節税効果を得ながら寄付を行える上限金額がいくらなのかについては以下のサイトで簡易的に調べることが出来るので是非試してみて下さい。

税金の計算を1から勉強していると切りが無いので、先ずは概算で幾らまで節税メリット付きの寄付が出来るのかを確認して、早速ふるさと納税をしてみることをオススメします。

税金の優遇とは別に地方自治体からは御礼の品を貰う

先程の税制の優遇(寄付金の2,000円を超える部分は翌年住民税から控除)に加えて、ふるさと納税先の自治体からは御礼の品が贈られてきます。

つまり、ふるさと納税とは『年間2,000円を支払うだけで御礼の品が沢山貰える制度』という事になります。

ふるさと納税サイトに書いてある金額は寄付金の金額であって、それは翌年どのみち大半が返ってくると理解して下さい。(今年の内に来年の住民税の一部を前払いして、御礼はほぼタダで貰うイメージですね)

どうですか?何故ふるさと納税がおいしい制度と言われるのかわかりましたか?

『ワンストップ特例』制度の利用で確定申告は不要

少し前まではふるさと納税を行って税控除を受けるためには確定申告が必須でした。

これでは普段確定申告を行わないサラリーマンにとっては手間が増え、中々制度の利用が進まないと言うことで『ワンストップ特例』制度が導入されました。

これは年間(1月〜12月)で、ふるさと納税を行う先の自治体数が5つ以下であれば、ふるさと納税ワンストップ特例の申請書の提出を以て確定申告を免除するという制度です。

ふるさと納税を申し込むと確認書と一緒にワンストップ特例申請書が届きますのでそれを記入し、申し込んだ日時の翌年1月10日(2016年の納税の場合)迄に各自治体に送る必要があります。

書類は以下のリンク先の様なもので、記入にかかる時間は数分といったところです。これにより確定申告を免除して貰えるため、ふるさと納税を行う自治体は5つ以内に抑える事がオススメです。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000351462.pdf

注意点

ふるさと納税をする上で注意しなければならない点を整理しておきます。

  • ふるさと納税を行い税金から控除される金額にはその人の所得毎に上限があります。上で説明したように基本的には給料が高い人の方が多くふるさと納税が出来ます。自分の給料で大体どれ位のふるさと納税(寄付)が可能か、どれ位ふるさと納税するのが一番メリットが大きいのかについては要確認です。確認の仕方は次で解説します。
  • 住民税は前年の所得を元に計算された金額が6月〜翌年5月まで使用されますので、今年行ったふるさと納税による節税効果は来年6月以降に現れてきます。

ふるさと納税の流れ一覧

以上を踏まえて、ふるさと納税をするときに具体的にどういう流れで進んでいくのか、時系列に沿って全体の流れを解説します。

①自分の所得に応じたふるさと納税上限金額を確かめる

以下のサイトから自分の所得に応じたふるさと納税による住民税控除の上限金額を確かめます。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000408217.pdf

例えば年収400万円で独身の場合、4万2千円となります。つまりざっくり1年間に4万2千円のふるさと納税をすればこの制度を最大限活用していることになります。(支払った4万2千円は翌年の住民前から差し引かれます)

尚、ここでは給与収入をベースに考えますので、手取りではなく会社から振り込まれる税引き前の給料+残業代とざっくりご理解下さい。

②欲しい商品を選ぶ

どのくらい1年間でふるさと納税をお得に出来るかが分かりましたね!

次にいよいよ欲しい商品を選びます。(勿論、特定の自治体にふるさと納税したい!と決めて居る人はそれでも構いません。)

幾つかサイトがありますが、楽天市場を普段から使う方であれば楽天ふるさと納税がオススメです。

何故楽天がオススメかというと、ふるさと納税をすると楽天ポイントが貯まるからです。特に年に4回の楽天セールの時だとかなりお得です。

例えば先程の4万2千円を全額楽天ふるさと納税サイトから注文したとして、5%のポイントが付くと2,100円分のポイントになります。

先程ふるさと納税は「2,000円を超える部分が翌年の住民税から控除される」と言いましたが、これでポイントが2,100円つくとなると、

  1. ふるさと納税した金額が実質全額返ってくる(税控除&楽天ポイント)
  2. 自治体から御礼の品がタダで貰える
  3. ふるさと納税金額が多いと何なら楽天ポイントが余計に貰える

ここまで来ると最早現代の錬金術のようにも思えますね。

但し、楽天ふるさと納税のサイトに無い地方自治体もあるので大手の「さとふる」「ふるさとチョイス」等も僕は併用して商品探しをしています。

③注文する

商品が決まったら注文します。

その際支払ったふるさと納税がどの様に時自体で活用されるのか選ぶことが出来ます。(選べる項目は各自自体によって変わります)自分の支払ったお金が実際に有益な事に使われている確証が得られるのでこの点も良いですよね。

忘れずに「ワンストップ特例を申請する」ボタンがある自治体の場合はチェックを入れる様にしましょう。

また、注文の際にはふるさと納税をする本人(専業主婦家庭の場合は旦那さんの名前)の名義で注文する事を忘れないようにしましょう。後でワンストップ特例申請書を書く時に面倒なことになります。

何度も言いますが、ワンストップ特例を申請するために、年間5自治体までにふるさと納税先を選びましょう。同じ自治体であれば何度ふるさと納税しても大丈夫です。(自分で確定申告をされる方はこの限りではありません)

④商品が配送される

すぐ配送される商品、時期指定の商品、色々ありますが配送されたら、自治体に御礼を言いながら友達でも呼んで地方からのお裾分けを楽しみましょう。

商品と一緒に「寄付金受領証明書」と「ワンストップ特例申請書」が入っていることを確認して下さい。どちらかが入っていない場合は自治体にメール等で確認しましょう。

⑤ワンストップ特例申請書を提出

受領した商品と一緒にワンストップ特例についての説明と書類が入っていますので、書類を記載して直ぐに返送しましょう。(〆切は翌年初までですが忘れやすいですし、書類を作るのに5分もかからないので直ぐにやってしまいましょう)

書類提出後暫くして、自治体からワンストップ特例の受理書が届いたら全ての手続きは完了です。

⑥翌年6月からの住民税が減額される

住民税は1月1日時点で住民票がある自治体に対して、前年の収入に基づき決定される金額を6月から支払います。

前年にふるさと納税をした場合は6月の給与明細を確認しますが、住民税の決定通知書を普段貰っていなければ会社に申請すれば貰えます。厳密な確認は難しいですが住民税の支払金額が若干減っていることでしょう!

【番外編】昨年貰った返礼品

昨年僕はワンストップ特例が認められる上限の5自治体に対してふるさと納税を行いましたが、その中で満足度が高かった商品を1つ紹介させて頂きます。

東川町のゆめぴりか、大雪水(ミネラルウォーター)セット

楽天市場のランキング等を見ると、米についてはかなりコスパが良いもの(1万円で20kg)等もありますが、折角ふるさと納税では実質ほぼ無料で商品を頂けるので、あまり試したことが無かった『ゆめぴりか』を試してみました。

北海道米は過去レベルが低いと言われてきましたが、長年の品質改良の甲斐あり、また地球温暖化の影響もあって近年米の味が再評価されています。

中でも『ゆめぴりか』は非常に美味しくオススメ。

また、この2万円のセットはゆめぴりか(20kg)と大雪山の融雪水を水源にもつミネラルウォーター(8L)の詰め合わせになっています。ゆめぴりかが食べたいとこのプランを選びましたが、実際にはミネラルウォーター(大雪旭岳源水)が非常に美味しく驚きました。

実は僕は昨年このミネラルウォーターの採水地に行って水を飲んできたんですが、本当にそのままのおいしさがボトリングされており、東京で飲むと改めてそのおいしさを感じました。

是非試してみて下さい、オススメです。

過剰な返礼品競争は今後規制か

ふるさと納税は制度運用開始から期間が浅かったので、ある程度試行錯誤して模索しながらこれまで進んできました。

ふるさと納税により地方自治体の財源は多少なりとも回復した点は非常に良かったですが、一方で各地方自治体間の競争が激烈化しており、中には換金性の高い商品券や家電等を御礼として含める所が出て来ました。

元々の制度趣旨は地方の特産物等を御礼の品とすることで地方経済も同時に潤わせようとのものでしたが、必ずしもそうはなっていない部分が一部にありました。また、御礼の品の還元率がインターネット上で比較され、各自自体の間で還元率競争となりました。(高いものは還元率が80%を超えるところも出て来ています)

こういった状況を踏まえて、総務省が換金性の高い商品を御礼の品とする事の禁止、また還元率は原則30%以下とする様に各自治体に要請する予定とされています。

したがって、現在の個人にとって非常に美味しい状況は長くは続かないと思われますので、興味がある方は早めにふるさと納税をした方が、美味しい思いが出来るかも知れません。

終わりに

さていかがだったでしょうか。ふるさと納税、非常に魅力的ですよね。

是非今まで挑戦したことが無かった方も、難しいことは何も無いのでこのサイトを読んで挑戦してみて下さいね。